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チキンライス(海南鶏飯)について知るべき全てのこと ~ シンガポール人をうならせる知識を獲得しましょう
シンガポール人にとってチキンライスは何を意味するのでしょうか?「どの店が一番ですか?」という一見当たり障りのない質問が、食べ物に目がない地元の人々の間で郷土料理に関する情熱的な議論を引き起こすに違いありません。この島に何百軒もの店があることを考えれば、チキンライスはシンガポール人にとって単なる美味しい料理ではないことがおわかりでしょう。
今日のチキンライスは海南島からの移民が1800年代に持ち込んだものに見た目が似ているだけかもしれませんが、祖先にとってそうであったように、今日でもそれはシンガポール人にとっての「ソウルフード」なのです。私達はシンガポール人がこの料理を発明したとは決して主張しませんが、「アメリカンフード」が様々な移民達の料理をごちゃ混ぜにしたものが長い年月をかけて進化したものであるように、チキンライスもシンガポールならではの料理なのです。
シンガポール人の典型的なチキンライスの楽しみ方は、炊き立てのご飯にたっぷりの甘くて黒いソースをかけ、鶏肉の塊をチリソースに絡めて、その上にみじん切りにした山盛りの生姜をかけて食べるというものです。これらを単なる薬味として不要と考えてはいけません。メインとなる鶏肉とご飯と同じくらい、この料理においてこれらは重要なのです。
地元民のようにチキンライスを食べる方法がわかったら、以下の二つのスポットをシンガポールでの食べ歩きプランに加えましょう!
慶豊年海南鶏飯団(Good Year Local Hainanese Chicken Rice Ball)
昔ながらの味を守り続けている屋台の一つは「慶豊年海南鶏飯団」です。ニンニクとショウガの香り豊かな熱々のご飯が手で握られます。茹でた鶏肉をおにぎりに混ぜる元の海南の伝統とは異なり、この屋台では黒い醤油だれをたっぷりおにぎりにかけ、鶏肉を別々に提供しています。おにぎりはフォークとスプーンで食べてもよいですが、シンガポール式で堪能したいなら、手づかみでかぶりつきましょう!
住所:
30 Foch Road, #01-02
電話:6296-9493
営業時間:8:30am – 4:30pm(月~日、金を除く)
天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)
チキンライスを語るなら、マクスウェル・フードセンターにあるこの料理と同じくらい有名な屋台「天天海南鶏飯」の名前を出さないことは不可能です。この傑出したブランドを称賛したセレブには、アンソニー・ボーディンやゴードン・ラムゼイがいます。ラムゼイは鳴り物入りの料理コンテストで「天天海南鶏飯」の店主と勝負し、負けたのです。「天天海南鶏飯」のチキンライスは一見ごくシンプルですが、味覚に挑戦すると同時に味覚を喜ばせる最高の味わいを届けてくれます。
住所:
1 Kadayanullur Street, #01-10/11
電話:9691-4852
営業時間:11am – 8pm(火~日)